養老保険を解約した話〜資産形成に向かない養老保険と恐怖のサンクコスト効果〜

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うみやま

田舎暮らしをしつつサイドfireを目指しています🔥「うみやま」と申します😊現在は会社勤めですが、ゆくゆくは漁師を中心として狩猟や農業、さらに投資からの収入で生活をしたい💰このブログではサイドfire達成までの記録と田舎暮らしの様子を紹介しています👍

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投資、節約、お金の話

皆さん、こんにちは。「うみやま」です。

今回は私が養老保険を解約した話をしたいと思います。
養老保険とは、知っている人は知っている罠保険。

まだ20代前半の頃。
職場に来た保険のオバチャンに養老保険をオススメされました。

「この保険は満期になれば支払った以上のお金が返ってきますよ」
「万が一、お亡くなりになった場合も生命保険としての機能もあります」
「お医者さんみたいな社会的地位の高い人もこの保険に入ってます」

こんな説明を受けた私はこう思いました。

「え?払った以上のお金が返ってくるの?それいいじゃん。しかも生命保険もついてるし!」

即決しました。
1ミリも疑ってなかったです。

「あの頃の自分をぶん殴りたい」とはこのことです。

養老保険に入ってから約15年、お金の知識を手にした私。
ついに養老保険が資産形成には向かないことを知ります。

ずいぶん前に行った高級焼肉。富裕層になって、また行きたい。

なぜ養老保険は資産形成に向かないのか?

1 予定利率(運用利回り)が低い
  養老保険の運用利回りは 年0.5〜1.0%程度 とかなり低めです。
  同じ期間・リスクで比較すると、インデックス投資(株式)では年3〜5%の期待利回りが見込
 めるため、大きな差が出ます。
2 手数料・保険コストが高い
  保険料の中には「死亡保障」や「販売手数料」などが含まれており、実際に運用に回るのは一
 部だけです。
  特に初期数年間は、支払った保険料より解約返戻金がかなり少なくなります。
  つまり「運用効率が非常に悪い」ということです。
3 途中解約に弱い
  満期まで続ければ元本を超えることもありますが、途中で解約すると元本割れします。
  ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に資金を動かせないため、自由度が低いです。
4 インフレに弱い
  満期時に「100万円受け取れる」としても、物価が上がれば実質的な価値は下がります
  養老保険は元本保証に見えても「実質価値は保証されていない」のが現実です。
5 保険と投資を分けた方が合理的
  死亡保障が必要なら「掛け捨て保険」の方が安い
  資産形成はインデックスファンドで運用する方が、コスパもリターンも高いです。

私が養老保険が資産形成に向かないのを知ったのは今から5年前。
しかし、実際に解約したのは去年でした。
実に4年もの間「解約しなきゃ」と思いつつできずにいました。
問い合わせをするたびに「払い込んだ金額より戻ってくる金額が少ないこと」を知り、躊躇してしまい「もう少し経ってからの方が戻ってくる金額も多くなるか」という結論に達する。
これを何回も繰り返してました。

このように、続けていたことを元を取るまでやめられないことをサンクコスト効果と言います。

庭の薪ストーブで巨大ステーキを焼きました。むっちゃ旨かったです。

サンクコスト効果とは?
すでに支払っている「回収できないコスト(時間・お金・労力など)にこだわって、合理的な判断ができなくなる心理現象のことです

具体例としては下記の通りです。
もう飽きたけど、これまでお金をかけたからジムをやめられない。
開発に多額の費用を投じたので、赤字でもプロジェクトを続けてしまう。
長年続けた趣味や関係を「ここまでやったんだからとやめられない

サンクコスト効果、恐ろしいです。

結局、養老保険が資産形成に向かないと知ってから4年後、支払った金額と戻ってくる金額が20万円になったところで解約をしました。
「高い勉強代」ということで自分を納得させました。

解約して戻ってきたのは約200万円
このお金はすぐに日本の高配当株に投資しました。
するとびっくり、数ヶ月で勉強代の20万円が戻ってきました。

シカ肉のロースト。私が一番好きな肉はシカ肉です。

そもそも正しい知識があれば入らなかった養老保険。
間違いに気付いた後もなかなか解約できなかった養老保険。

このお金を最初からインデックスファンドに入れていれば、、、と悔やみたいところですが、過去を振り返っても前には進めません。
同じ失敗はしないよう、サイドFIRE達成に向けて頑張っていこうと思います。

資産形成を頑張っている皆さん。
共に頑張りましょう。

それではまた!

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