昔から住む人たちの高齢化により、管理されず放置されている里山が南房総にもたくさんあります。
管理するのは確かに大変ですが、管理されないことで山と人里の境界が曖昧になり、畑の作物が荒らされるなどの獣害が増えた、という話も耳にします。
しかし、そんな里山にはたくさんの魅力があります。
私自身、放置される里山を見ると、内心、もったいないなぁと思ってしまいます。
と、言うわけで今回は里山の魅力についてお伝えしたいと思います。

そもそも里山とは何でしょう?
チャットgptの回答は下記のとおりです。
「里山(さとやま)」とは、日本において 人が暮らす里(集落)と自然の山との中間にある、人と自然が共存してきた地域を指します。
自然と人が共存する、つまり人間も昔から里山の自然を利用しているのです。
さてさて、私が思う里山の魅力は次のとおり
- 山菜を楽しめる
- 狩猟ができる
- 薪に困らない
- 栄養満点の土が手に入る
- 果樹がある
順番にお話します。
山菜を楽しめる
里山には、当然いろいろな植物があります。
その中には食べられる物もあるのです!
私が入っている山にはフキノトウ、タラの芽、竹の子がとれます。
アケビらしき植物も見つけたので実をつけるかどうか観察中です。
近所には自然薯を掘っている強者も、、、!
モノによっては時期になると食べ切れないほどたくさん取れます。
実は農産物として直売所に出荷する人もおり、私も今後、出荷できないかなと思案中です。


狩猟ができる
里山には動物がいます。
イノシシ、シカ、キョン、アライグマ、サルなどなど、、、
これらはほとんどが田畑などを荒らす害獣とされており駆除の対象となっています。
駆除には狩猟免許が必要ですが、駆除すると行政から報奨金がもらえます。
これは田舎では結構いいお小遣い稼ぎになります。
また、捕まえた動物はジビエとして食肉利用することもできます。
流通させるとなると保健所の許可など、ハードルが高いですが、自家消費なら解体技術さえ身につければ比較的簡単にできます。
私が好きなのは鹿肉!
塊肉のままステーキやローストした鹿肉は絶品ですよ!

薪に困らない
当たり前ですが里山にはたくさんの木があります。
台風などで倒された倒木もたくさんあるので薪には困りません。
薪、と聞くと薪ストーブが思い浮かぶかと思います。
当然、私の家にも薪ストーブがありますが、今まで薪を購入したことはありません。笑
また薪は炭や灰にして畑に撒くことで土壌改良材としても利用することができます。
栄養満点の土が手にはいる
里山では落ち葉をはじめとして色々なものが土の上に降り注ぎます。
そんな山の土は栄養満点。
畑の土とは違い、連作障害などとは無関係。
ちょっと持ち帰って野菜などを植えればよく育ちます。
唯一の欠点はたまーにデカいムカデが隠れていることです。

果樹がある
これは場所によるかもしれませんが、私の入っている里山では放棄された果樹園があります。そのような里山、けっこう多いのでは?
数本の琵琶の木とみかんの木がたくさんありますが、所有者さんはもう使わないとのことで「お好きなように」と言われています。
結果、みかんは取り放題。
びわはプロのびわ農家のものと比べると劣りますが十分楽しめるくらいには収穫できます。
そのまま食べてもいいし、みかんジュースやみかんケーキを作ったりしています。
びわは放っておいても実をつけますが、来年はびわ農家さんを真似してちょっと手入れをしてみたいと思っています。


いかがでしたか?私なりに里山の魅力についてまとめてみました。海や山が身近にある南房総での田舎暮らしは最高です。
それではまた!
コメント